A.判断基準として、フランケル分類の分類法で、仙髄の4番、5番(肛門周囲)の感覚、運動機能(肛門括約筋の収縮)の両方が欠如している場合に「完全損傷」と判断されます。感覚が認められた場合には「不完全損傷」と判断されます。ただし、トレーニングを行なっていく段階で、仙髄の感覚、運動機能が戻ってきた場合は「完全損傷」から「不完全損傷」と判断されます。
A.脊髄損傷者は下半身、受傷部位によっては手や腕も麻痺しているため、自分の意思で動かすことはできません。しかし、自分の意思とは関係なく筋収縮が起き、勝手に動くことがあります。これを「けいせい」と言います。現在、けいせいは、日常生活の中で邪魔になるものだと考えられています。しかし、J-Workoutでは、けいせいをコントロールし、随意運動・歩行運動へと導いていくのです。
A.起立性低血圧の症状は、麻痺部の筋ポンプ作用が使えないことや、頚髄損傷および胸髄の5番以上を損傷している場合、並走している交感神経も損傷を受けているため、下肢を中心とした血管収縮が得られなくなり、出現します。
A.感染や固定具に起因する疼痛、運動上制限が多いなど、何らかの問題がない限りは、必ずしも抜釘(手術)は必要ではありません。もし取り除くのであれば、骨癒合が完全に得られてからにしましょう。通常、骨が癒合されるのには1年から1年半かかると言われていますが、いずれにせよ主治医とよく相談してください。
A.回復の度合い・その期間についてはあくまでも個人差がありますので、一概にお答えする事はできません。
A.多くの方が徐々に改善されていきます。
トレーニングを行なうことで、麻痺部の機能が向上し、筋ポンプ作用、自律神経系反射の向上も見られるため、徐々に起立性低血圧の改善も望むことが出来ます。
A.J-Workoutでは排尿、排便機能に対する直接的なトレーニングは行なっておりませんが、通常のトレーニングを進めるなかで尿意、便意 の感覚が出てきた、向上した、自力での排尿、排便が可能になったなどの声はよく聞きます。
A.状態にもよりますが、基本的には1日おき、週3回程度のペースが一番いいと言われています。 何日も続けてトレーニングを繰り返すと肉体疲労はもちろん、神経疲労もかなり蓄積されます。神経疲労が蓄積してしまうと、J-Workoutの目指している神経組織を刺激することによる活性化を促すことが難しくなってしまいます。効率的なトレーニングのためには、休養をとり、肉体と神経の疲労を取ることも必要です。
A.できる限り早い段階でトレーニングを開始したほうが、回復は早いと言われています。ただ、たとえ受傷後のトレーニングの開始時期が遅かった としても、諦めることはありません。お気軽にご相談ください。
A.ご希望される曜日/時間帯によってはお待ちいただく可能性がございます。
こちらの提案する日程に合わせていただける方は早くご案内可能です。
A. 可能です。
A.完全麻痺の方もトレーニングを受けることができます。トレーニングをお断りしている方は自発呼吸のできない方のみです。
A.指定医によるカウンセリング時に診断をさせて頂きますので、その診断に従い判断させて頂きます。
A.可能です。
A.年齢制限はありませんが、トレーニングの特性上、トレーナーが動かすのに合わせ本人が意識して動かそうとしなければならないため、トレーナーとのコミュニケーション能力と意識動作が必要となります。
A.可能です。しかしJ-Workoutには宿泊施設は御座いませんので、滞在先はご自身で手配をお願いします。
J-Workoutのホームページ【バリアフリー施設】にてユニバーサルルームがあるホテルを、紹介させていただいておりますので、ご参照ください。
また、ご自宅で行えるオンライントレーニングやホームプログラムというプログラムもご用意しておりますので、ご活用下さい。
A.その人に合わせた自宅で行うことのできるトレーニングメニューを映像とマニュアルでお作りするプログラムです。体験トレーニング時にお申し込み頂くオプションプログラムとなっております。
A.二分脊椎や脊髄腫瘍、脊髄梗塞のような脊髄の病気であれば受け付けております。
A.脊髄損傷者専門のトレーニングジムになりますので、申し訳ありませんが受け付けておりません。
A.日本には現在東京(江東区)と大阪(北区)、福岡(博多区)の3店舗あります。
A.医療機関ではなくトレーニングジムですので健康保険は適応されません。
A.必要ありません。